
最終更新:2026年1月1日(送料条件・キャンペーンは変動するため、申込ページで必ず最新をご確認ください)
読み終えた本が増えてきたけれど、捨てるのは忍びない。そんなときの選択肢が「本の寄付」です。
ただし、寄付は“送れば終わり”ではありません。送料の条件や受け入れ不可の本、(必要なら)税制上の扱いを押さえるだけで、失敗をかなり減らせます。
目次
先に結論|迷ったら“この選び方”が早い
- とにかく手軽に(本だけでOK・寄付先も選びたい):チャリボン
- 本以外もまとめて(知名度・安心感):キモチと。(BOOKOFF)
- 送料がかかっても“透明性や丁寧さ”重視:ありがとうブック(元払い)
- 母校や教育機関を応援したい:大学古本募金(大学ごとに条件確認)
- “本を送る”以外で文化施設づくりを応援:こども本の森 札幌・北大(寄付/ふるさと納税等)
失敗しない選び方|ここだけ見ればOK(3チェック)
チェック①:送料の条件(最重要)
- 「送料無料」と書いてあっても、点数/箱数/対象品目/申込方法で条件が付くことがあります。
- サービスによっては元払い(送料自己負担)のみの場合もあります。
チェック②:寄付の“形”
- 買取寄付型:送った本を査定 → 査定額が寄付に(手軽・主流)
- 現物寄贈型:本そのものを届ける(受け入れ条件が厳しいことも)
- 施設・基金への寄付:本を送らずに“本の場”を支える
チェック③:税制(必要な人だけ)
- 寄付金控除は、対象団体と領収書等の有無で扱いが変わります。
- ふるさと納税は別制度。控除上限を超えると自己負担が増える場合があります。
比較早見表|本の寄付サービス5選(2026年1月時点)
| サービス | 方式 | 送料の考え方 | 最新トピック例 | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| チャリボン | 買取寄付型(古本募金) | 条件は寄付先・時期で変動(申込ページで確認) | 累計寄付額8億円(2025年8月までの告知) | 寄付先を選びたい/手軽に続けたい |
| キモチと。(BOOKOFF) | 買取金額を寄付 | 基本「1回10点以上」(公式案内)/詳細は申込ページで確認 | 寄付先プログラムにより上乗せ企画あり(例:JVC向け10%上乗せ) | 本以外もまとめたい/大手の安心感 |
| ありがとうブック | 買取寄付/現物支援も | 元払い(送料負担)・着払い不可(公式案内) | 寄付の流れ・基準が明示されている | 透明性・丁寧さ重視(送料OKな人) |
| 大学古本募金 | 査定額が大学へ寄付 | 大学ごとに条件が異なる(各窓口で確認) | 奨学金・蔵書拡充・研究支援等に活用される場合 | 母校・教育支援に直結させたい |
| こども本の森 札幌・北大 | 施設・基金への寄付(本の発送型とは限らない) | 寄付方法は窓口で確認(ふるさと納税等の可能性も) | 札幌市が「2026年夏オープン」を案内 | “本の場づくり”を応援したい |
おすすめ5選|特徴と“向く人”で選ぶ
1. チャリボン(運営:バリューブックス)
- 概要:送った本を査定し、その査定額が寄付になる買取寄付型。
- 信頼の目安:「累計寄付額8億円」到達の告知あり(2025年8月まで)。
- 向く人:寄付先を選びたい/迷ったときに“王道”を選びたい。
- ポイント:送料無料条件や上乗せ企画は時期や寄付先で変わるため、申込画面で要確認。
2. キモチと。(運営:ブックオフ)
- 概要:宅配買取の仕組みを使い、買取金額が寄付につながる。
- 基本条件:「1回10点以上」の案内あり(詳細は申込ページで確認)。
- キャンペーン例:寄付先プログラムによっては、期間限定で上乗せ企画(例:JVC向けは2026/1/1〜2/28に買取金額の10%をブックオフが別途寄付)。
- 向く人:本以外も一気に整理したい/大手の安心感がほしい。
3. ありがとうブック
- 概要:買取寄付に加え、状況によっては現物支援にもつながる。
- 重要:元払い(送料負担)が基本、着払い不可の案内あり。
- 向く人:送料がかかっても、仕組みや報告の丁寧さを重視したい。
4. 大学古本募金
母校や応援したい大学の窓口を選び、査定額を大学へ寄付する仕組みです。送料・対象品・手順は大学ごとに異なるため、各大学の案内ページで確認してください。
5. こども本の森 札幌・北大(2026年夏 オープン予定)
札幌市が「令和8年(2026年)夏に北海道大学構内でオープン」と案内しています。“本を送る寄付”とは別ルートで、子どもが本に出会う場を支える選択肢として注目できます。
【重要】寄付できる本・できない本の見分け方
結論:「自分が中古で買いたいと思える状態か?」で判断すると失敗が減ります。
まずはISBNの有無を確認
ISBNは裏表紙や奥付にある「978」などから始まる番号です。ISBNがある本は査定システムに載りやすい一方、1981年ごろ以前の古い本はISBNがない場合があり、サービスによっては査定対象外になることがあります(例外もあるため基準は各サービスで確認)。
査定0円になりやすい本(よくある例)
- 水濡れ、カビ、強い臭い(タバコ・ペット等)
- 破れ、ページ欠落、過度な書き込み
- 百科事典、古い辞書、古い地図・ガイドブック(情報が古いもの)
注意点|送料・税・図書館の“落とし穴”だけ先に潰す
送料のルールは「点数・箱数・対象品」で変わる
最も多い失敗が「送料無料のつもりだったのに条件外だった」です。申込ページの送料無料表示/点数条件/対象品を確認してから発送しましょう。
寄付金控除は“対象団体”と“領収書等”が必須
国税庁の案内では、寄附金控除(所得控除)は概ね(特定寄附金の合計額 と 総所得金額等の40%のいずれか低い額)− 2,000円で計算されます(上限あり)。
ふるさと納税は別制度で、住民税の控除なども含むため計算の枠組みが異なります。控除上限を超えると自己負担が増えることがあるため、必要な方は公的情報で確認してください。
図書館への直接寄贈は“事前確認”が安全
図書館は蔵書スペースや選書基準があり、寄贈を制限しているケースがあります。持ち込み前に電話で受け入れ可否を確認するとトラブルを避けられます。
本の寄付をスムーズに行う3ステップ
ステップ1:寄付先を決める
「子ども支援」「教育」「災害支援」「医療」「環境」など、応援したいテーマを1つ決めると迷いません。
ステップ2:仕分け・梱包(目安)
- 隙間を埋める:配送中の潰れ防止に新聞紙や緩衝材を活用
- 入れすぎない:1箱あたりの重さは無理のない範囲(配送会社の規定も確認)
- 平積み:角が傷みにくく査定にも有利になりやすい
ステップ3:集荷依頼・発送
申込ページから集荷を予約し、あとは引き渡すだけ。査定結果・寄付完了報告を待ちましょう。
FAQ|よくある質問
- Q. 漫画は寄付できる?
多くのサービスで可能ですが、シリーズ欠け・状態が悪いと値段がつきにくいことがあります。 - Q. 雑誌は?
査定対象外になりやすいので、各サービスの対象品目を確認してください。 - Q. 値段がつかなかった本はどうなる?
扱い(返送可否・リサイクル等)はサービスごとに異なるため、公式説明を確認してください。 - Q. 匿名で寄付できる?
配送・連絡の都合で住所等が必要になる場合があります。申込画面の案内を確認してください。 - Q. 控除のための領収書は出る?
寄付先・方法によります。必要な場合は、事前に発行可否を確認しましょう。
参考(公式・公的情報)
- チャリボン(8億円告知):https://www.charibon.jp/news/12888/
- チャリボン(PR/団体数の目安):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000026949.html
- キモチと。(条件の案内):https://www.bookoffonline.co.jp/files/sellfund/
- キモチと。(JVC向け10%上乗せ 2026/1/1〜2/28):https://www.ngo-jvc.net/news/news/20251223_bookoff.html
- ありがとうブック(元払い案内):https://www.39book.jp/3824/
- 札幌市(こども本の森 札幌・北大):https://www.city.sapporo.jp/toshokan/guide/sisin/kodomohonnomori.html
- 北海道大学(こども本の森 札幌・北大):https://150th.hokudai.ac.jp/news/4564
- 国税庁(寄附金控除):https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1150.htm
- 国税庁(ふるさと納税):https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1155.htm
まとめ|“送料チェック→ISBNチェック”だけで失敗は激減する
本の寄付は、手間を抑えながら社会貢献につなげやすい方法です。まずは送料条件と寄付できない本の基準を押さえ、箱に詰められる分から始めてみてください。